コロナ禍、約3人に1人に認知機能低下リスクが上昇の可能性あり。半数近くが生活習慣の改善が認知機能低下リスクを下げることを知らない!

 味の素株式会社が、2021年1月6日~8日にインターネットで全国の40~60代男女(性年代均等割付)1,800人を対象に行った「新型コロナウイルス感染拡大による生活習慣変化と認知機能低下リスクに関する調査」の結果。2021年4月2日に公表。

〔以下調査結果サマリー〕

■ コロナ禍により生活習慣が変化した人は約6割
 調査対象のうち、新型コロナウイルスの影響により生活習慣に変化があったという人は58.1%。
【食 事】 生活習慣が変わった人のうち栄養バランスのよい食事をとる機会が増えた人は4人に1人。40代男性で顕著に増加。一方で、楽しいと思う食事機会は減少が増加を上回る。
【運 動】 体を動かす時間が12~14分減少、特に女性で減少率が高く危機意識も強い。
【睡 眠】 睡眠時間は微増しているが、男性よりも女性で睡眠の質が下がったと答える傾向。
【会 話】 コロナ禍で会話が減少、そのなかでも女性の会話の減少率が高い。
【知的行動】 知的行動時間は在宅時間が増えたことを理由に増加。40代男性で顕著。

■ コロナ禍で生活習慣が変わった人のうち約3人に1人に認知機能低下リスクが上昇の可能性あり
<コロナ禍によって変化した生活習慣>
1位: 身なりに気を使わなくなった(33.9%)
2位: 趣味を中止した、趣味が減った(33.2%)
3位: 物忘れが増えた(32.9%)
4位: やる気がわかないことが多くなったり、疲れやすくなったりした(31.9%)
 → 社会的ネットワークや趣味を含む社会活動の減少が、認知機能低下リスクにつながることを考えると、コロナ禍での生活習慣の変化によって、認知機能低下リスクが上昇した可能性がある。

■ 生活習慣の改善が認知機能低下リスクを下げることを半数近くが知らない

■ 健康診断については、コロナ禍以前は77.7%が毎年受診していたと回答しているが、2020年の受診率は61.4%。15%以上受診率が減っている。
 → コロナ禍によって、2020年は例年よりも健康診断を受ける人が減ったことは看過できない状況。

 国立長寿医療研究センター・老化に関する長期縦断疫学研究室(National Institute for Longevity Sciences – Longitudinal Study of Aging : NILS-LSA)大塚礼室長が「毎年病気は一定割合発症するため、健診受診率の低下は、重大疾病のリスクの見逃しにつながっている可能性があります。コロナ流行による健康寿命短縮への影響は、数十年たたないと研究で実証できなさそうですが、社会生活が制限されたり遮断されている状態というのは、認知機能や身体機能の低下にダイレクトに影響しそうで注意が必要ですね。」とコメントを寄せている。


認知機能低下を食い止めるカギは「運動」「睡眠」「食事(たんぱく質摂取)」~「新型コロナウィルス」による生活習慣変化と認知機能低下リスクに関する調査結果報告~(味の素株式会社)(PDFファイル)
 https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/top/pdf/2021_04_02.pdf


〔管理者コメント〕

 正直なところ「生活習慣の改善が認知機能低下リスクを下げることを半数近くが知らない」という結果に大変驚いています。
 認知機能に関しては本サイトでも数多く取り扱っています。PCの場合は右サイドバー、スマートフォンの場合は下部の「サイト内検索」で「認知症」「認知機能」など検索して関連する報告等をご確認ください。