睡眠時間の不足と寝つきの悪さは認知症発症と死亡リスクを高くする

 米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のRebecca Robbins氏らの報告。研究結果は「Aging」2月15日号に掲載。National Health and Aging Trends Study(NHATS)の参加者から集めた65歳以上2,812人のデータを用いて、睡眠の質および量と認知症および全死亡リスクとの関連を検討。

 結果、5年以内の認知症の発症リスクは、睡眠時間が7~8時間の人と比べて5時間以下の人は204%増加((ハザード比(HR)2.04(95%信頼区間(95%CI(1.26~3.33))。睡眠潜時(消灯あるいは就床時刻から睡眠開始までの時間)は、15分未満の人と比べて30分超の人で45%増加(HR 1.45; 95%CI:1.03–2.03)することが明らかになった。(上図参照)

 また、1週間のうちで覚醒状態の維持が困難な日数や昼寝の頻度が増えるほど全死亡リスクが高いほか、睡眠の質の低さや睡眠時間の短さも同リスクの上昇と関連することが示された。

 報告者は「健康的な睡眠習慣を維持するために、1)寝室にテレビや電子機器を置かない、2)就寝前に明るいスクリーンを見ない、3)日中は太陽光を浴びて自然な概日リズムを維持する、の3つの実践を勧めている。また、睡眠不足には、睡眠時無呼吸症候群のような根本的な問題があるかもしれないので、慢性的に睡眠不足を感じている場合は、医師の診療を受けるべきだ」とまとめている。

Examining sleep deficiency and disturbance and their risk for incident dementia and all-cause mortality in older adults across 5 years in the United States
 https://www.aging-us.com/article/202591/text


〔管理者コメント〕

 特に睡眠に関しては寝ることだけを考えても問題は解決しない。生活習慣全体の改善が大切であることに変わりはない!

(本サイト内)ご存知ですか?健康づくりのための睡眠指針2014(厚生労働省)
 https://healthy-life21.com/2016/04/29/rest/

目覚め方改革プロジェクト
 https://mezame-project.jp/