2022年7月4日、一般社団法人日本動脈硬化学会は「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」を公開。全214頁からなる。
- 作成委員
- 目次、序文
- 序章
- 第1章 動脈硬化の臨床診断
- 第2章 動脈硬化性疾患予防のための包括的リスク評価
- 第3章 動脈硬化性疾患予防のための包括的リスク管理
- 第4章 家族性高コレステロール血症
- 第5章 その他の原発性脂質異常症
- 第6章 続発性脂質異常症
- 第7章 高齢者
- 第8章 女性
- 第9章 小児
- 巻末資料
- 略語一覧
- 索引
- 奥付
「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」
https://www.j-athero.org/jp/jas_gl2022/
〔管理者コメント〕
運動療法に関しては、
2.5 運動療法
FQ 12 成人に対して有酸素運動は血清脂質の改善を目的に勧められるか?
成人では、1 日合計30分以上を週3 回以上(可能であれば毎日)、または週に150分以上中強度以上の有酸素運動を実施することは血清脂質を改善するため、推奨する。
(エビデンスレベル: 1 、推奨レベル:A)
FQ 13 成人に対してレジスタンス運動は血清脂質の改善を目的に勧められるか?
成人では、レジスタンス運動は血清脂質の改善があり、提案する。
(エビデンスレベル: 1 、推奨レベル:B)
FQ 14 成人に対して食事療法に加えて運動療法の併用は血清脂質の改善目的に勧められるか?
成人では食事療法に加えて運動療法を併用すると血清脂質の改善がより期待でき、提案する。
(エビデンスレベル: 1 、推奨レベル:B)
BQ 17 成人において有酸素運動および身体活動で動脈硬化性疾患の発症率が下がるか?
成人では有酸素運動および身体活動量の増加は動脈硬化性疾患を予防することが期待できるため、推奨する。
(エビデンスレベル: 1 )
BQ 18 成人においてレジスタンス運動は動脈硬化性疾患の発症を予防するか?
成人においてレジスタンス運動は動脈硬化性疾患の予防効果があり、提案する。
(エビデンスレベル: 2 )
BQ 19 成人において座位時間を減らすことは動脈硬化性疾患の発症を予防するか?
成人では座位時間を減らすことは動脈硬化性疾患の予防効果があり、提案する。
(エビデンスレベル: 2 )
について詳細に解説している。