日本生活習慣病予防協会が実施。医師を対象として、高尿酸血症と痛風にフォーカスした「心血管疾患と生活習慣病との関連性に関する調査」の結果。2021年07月30日に報告。
医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ。調査期間は2021年7月2日(金)〜7月5日(月)。リウマチ内科、整形外科・スポーツ医学、循環器内科、腎臓内科・透析、泌尿器科、一般内科など全国の362 名(開業医 64 名、勤務医 298 名)の医師が対象。
約半数の医師が高尿酸血症・痛風のために新たに受診する患者の増加を実感し、かつ、高尿酸血症を心血管疾患のリスクマーカーとして重視している医師が多数存在することが明らかになった。併せて、医師が感じている「尿酸値が上がりやすい人の特徴」も浮かび上がった。
主な結果は、以下のポイントにまとめられている
・ 約5割の医師が、高尿酸血症・痛風の新患増加を実感。(上図参照)
・ 8割以上の医師が、心血管死・総死亡リスクと高尿酸血症との強い関連性を指摘
・ 8割以上の医師が、高尿酸血症(尿酸値)を糖尿病・高血圧・脂質異常症(トリプルリスク)に続く、「第4のリスクマーカー」として認識
・ 医師362人が実感する“尿酸値が上がりやすい人”の特徴はメタボ(かくれメタボも)で、運動不足、過食、飲酒量が多く、ストレスが高い
コロナ禍の長期化で「痛風」「高尿酸血症」患者が約5割増加傾向に! 医師8割が注視する、第4のリスクマーカー“尿酸値”ー医師362名のアンケートの報告(日本生活習慣病予防協会)
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2021/010491.php