サルコペニア(加齢により筋肉量の減少および筋力の低下した状態)」50~64歳も診断対象に!

サルコペニア,診断基準,アルゴリズム

 2025年11月1日、2日 AWGS (Asia Working Group for Sarcopenia) は、熊本県の熊本城ホールで開催された「第12回日本サルコペニア・フレイル学会大会」にて、2019年版のサルコペニアの定義を6年ぶりに改定した2025年改訂版を提言。研究成果は、2025年11月4日に「nature aging」に掲載。国内の診断基準も今後改定される予定。

 提言のポイント

・ 65歳以上に50~64歳を追加し、握力と骨格筋量で診断。(下図参照)

・ 診断アルゴリズムを簡素化し、筋肉量と筋力の低下が同時に存在することを要件とし、身体機能低下はアウトカムに。
・ 筋肉量の補正は身長の二乗に加えてBMI(Body Mass Index)を追加。


「A focus shift from sarcopenia to muscle health in the Asian Working Group for Sarcopenia 2025 Consensus Update」(nature aging)
 https://www.nature.com/articles/s43587-025-01004-y


〔参考〕