(最新)令和5年(2023年)高齢者人口は1950年以降初めての減少!一方、総人口に占める高齢者人口の割合は29.1%と過去最高 (総務省)

 2023年9月17日総務省は「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」を発表。

主な内容

〔高齢者人口〕

 我が国の総人口(2023年9月15日現在推計)は1億2442万人で、前年に比べ54万人減少。65歳以上の高齢者人口は3623万人で前年に比べ1万人の減少となり、1950年以降初めての減少。総人口に占める割合は、29.1%と前年(29.0%)に比べ0.1ポイント上昇し、過去最高。(上図参照)
 男女別にみると、65歳以上の男性は1572万人(男性人口の26.0%)で、前年に比べ1万人の減少、女性は2051万人(女性人口の32.1%)で、前年と同数となり、女性が男性より479万人多くなっている。
 2023年の高齢者の総人口に占める割合を諸外国と比較すると、日本(29.1%)は世界で最も高く、2位イタリア(24.5%)、3位フィンランド(23.6%)、4位マルティニーク(23.5%)、5位プエルトリコ(23.4%)などとなっている。

〔高齢者の就業〕
 高齢就業者数は、19年連続で増加し912万人と過去最多 。
 就業者総数に占める高齢就業者の割合は、13.6%と過去最高 。

 高齢者の就業率は、65~69歳50.8%、70~74歳33.5%と、いずれも過去最高。(上図参照)


「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」(総務省)
 https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1380.html