市区町村別の平均寿命、最も長いのは、男女とも神奈川県川崎市麻生区、最も短いのは、男女とも大阪府大阪市西成区(厚生労働省)

 2023年5月12日 厚生労働省は、「令和2年市区町村別生命表の概況」を公表。

 市区町村別生命表は、死亡状況を市区町村単位で比較分析するため、国勢調査による日本人人口(確定数)と人口動態統計(確定数)による日本における日本人の死亡数、出生数をもとに、平成12年から5年(国勢調査年)ごとに作成し、今回が5回目。東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示区域に指定されていた町村及び集中豪雨による熊本県球磨川水系の被害を受けた村、住民基本台帳に基づく人口より令和2年国勢調査人口が過少である9町村を除く、全国1887市区町村が対象。

 上位は、男性は神奈川県川崎市麻生区が84.0年で最も長く、次いで神奈川県横浜市青葉区(83.9年)、長野県上伊那郡宮田村(83.4年)。女性も神奈川県川崎市麻生区が89.2年で最も長く、次いで熊本県上益城郡益城町(89.0年)、長野県下伊那郡高森町(89.0年)。 一方、下位は、男性は大阪府大阪市西成区が73.2年で最も短く、次いで大阪府大阪市浪速区(77.9年)、大阪府大阪市生野区(78.0年)。女性も大阪府大阪市西成区が84.9年で最も短く、次いで青森県東津軽郡今別町(85.5年)、青森県南津軽郡田舎館村(85.5年)。平均寿命の最も長い市区町村と最も短い市区町村との差は、男性10.8年、女性4.2年。(上表参照)


「令和2年市区町村別生命表の概況」(厚生労働省)
 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/ckts20/index.html


〔参考〕