アクティブ・スポーツ(週2回以上、実施時間1回30分以上、運動強度「ややきつい」以上という3つの条件をクリア)実施率は20.2%!ースポーツライフ・データ 2022-(笹川スポーツ財団)

 2023年4月5日 公益財団法人笹川スポーツ財団は、ホームページにて、1992年から全国の18歳以上の男女を対象として隔年で実施している「スポーツライフに関する調査(スポーツライフ・データ)」の2022年の調査結果を公表。詳細は、2023年3月24日に最新の調査結果を報告書としてまとめた「スポーツライフ・データ2022 -スポーツライフに関する調査報告書」刊行を参照。

【主な調査結果のポイント】(以下一部抜粋)

■ 「する」スポーツ
 運動・スポーツ実施率の年次推移

・ 週1回以上の運動・スポーツ実施率
 1992年の23.7%から漸増を続けていたが、2012年の59.1%から2016年まではわずかに減少傾向へと転じ、定常状態となっていた。2018年に再び上昇し、2020年には過去最高の59.5%となったが、今回の2022年調査では58.5%となり、前回調査を1.0ポイント下回った。
・ 週2回以上の運動・スポーツ実施率
 1992年の16.1%から漸次増加を続け、2000年には40%台に達した。2008年以降は40%台後半で推移する。今回の2022年調査では49.1%となり、前回調査を0.8ポイント下回った。
・ アクティブ・スポーツ人口
 週2回以上、実施時間1回30分以上、運動強度「ややきつい」以上という3つの条件をクリアしている運動・スポーツ実施者を「アクティブ・スポーツ人口」と定義し、その割合を追跡している。2014年以降はゆるやかな増加傾向が続いていたものの、2022年調査の割合は20.2%で、前回調査を1.9ポイント下回った。

■ 「みる」スポーツ
・ 直接観戦率:19.3% → 調査以来最も低い水準
・ インターネット観戦率:21.4% → 前回調査より7.5ポイント増。格闘技が6.7%で1位。

■ 「ささえる」スポーツ
・ スポーツボランティア実施率:4.2%(調査以来最も低い水準)

■ 「する」「みる」「ささえる」スポーツ参画の実態
・ すべてのスポーツ参画にかかわらない人が35.6%を占めている

■  ITやテクノロジーの活用と運動・スポーツ実施
・ 運動・スポーツ実施者のうち、アプリ等を使用している人は、コロナ禍前と比較し実施頻度増


「コロナ禍を経験した『スポーツライフ』の現状と今後」(笹川スポーツ財団)(PDFファイル)
 https://www.ssf.or.jp/files/SSF_Release_20230405.pdf