2022年7月13日文部科学省は、2021年度(令和3年度)学校保健統計調査(速報値)(確定値の公表は2022年11月の予定)を公表。調査は、全国の幼稚園児や小中高校生などから抽出した約333万人が対象。例年4~6月に実施するが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年度から調査期間を年度末までに延長。
裸眼視力が1.0未満の中学生の割合が過去最高。
裸眼視力1.0未満の者の割合は、年齢が高くなるにつれておおむね増加傾向。小学校1年生で約4人に1人,小学3年生で約3人に1人、小学6年生では約半数。
ただ、年齢や身長別の標準体重から算出した数値などに基づき判定する「肥満傾向児」と「痩身(そうしん)傾向児」の割合は、ほぼ全ての年齢で増加した2020年度から一転して減少。
報告は、「視力低下の詳細(近視、遠視、乱視)を明らかにした上で、有効な対策を検討する」とまとめている。
学校保健統計調査-令和3年度(速報値)の結果の概要(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/1411711_00006.htm