テレビを1日4時間以上視聴していると、肺血栓塞栓症のリスクが35%高くなる!

 英国ブリストル大学Setor K Kunutsor氏らの報告。2022年1月20日「European Journal of Preventive Cardiology」に掲載。

 日本の大規模コホート研究「JACC Study(The Japan Collaborative Cohort Study)」など、3本のコホート研究結果を分析。肺血栓塞栓症のない40歳以上の合計131,421人が対象。テレビの視聴に費やした時間はアンケートによって評価。「長時間の視聴者(1日4時間以上のテレビ視聴)」群と「まったく/ほとんど視聴しない(1日2.5時間未満のテレビ視聴)」群に分類して比較検討。

 平均追跡期間は5.1年から19.8年。期間中に964人が肺血栓塞栓症を発症。

 結果、 「長時間の視聴者(1日4時間以上のテレビ視聴)」群 は、 「まったく/ほとんど視聴しない(1日2.5時間未満のテレビ視聴)」群 に比べ、発症リスクが1.35倍高かった。(上図参照)
 長時間のテレビ視聴は、身体活動に関係なく、肺血栓塞栓症リスクの増加と関連。

 報告は、「今回の結果は、テレビの前にいる時間を制限するべきだということを示唆している。長時間のテレビ視聴は、血行を良くするために体を動かすことを挟むべきである。一般的に、日常生活で座っていることが多い人、仕事でパソコンに何時間も座っている人などは、時々立ち上がって体を動かすようにしよう」とまとめている。


「Television viewing and venous thrombo-embolism: a systematic review and meta-analysis」
 https://academic.oup.com/eurjpc/advance-article/doi/10.1093/eurjpc/zwab220/6511287?login=false


〔管理者コメント〕

 「肺血栓塞栓症」の通称「エコノミークラス症候群」「ロングフライト症候群」のどちらもしっくりこない!「座りすぎ症候群」でよいのでは?