下図は、厚生労働省が2021年6月4日に発表した「令和2年人口動態統計月報年計(概数)」の主な死因の構成割合。
令和2年の死亡数を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物<腫瘍>で37万8356人(死亡率(人口10万対)は307.0)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)で20万5518人(同 166.7)、第3位は老衰で13万2435人(同 107.5)、第4位は脳血管疾患で10万2956人(同 83.5)。
主な死因別の死亡率の年次推移をみると、
悪性新生物<腫瘍>は一貫して上昇しており、昭和56年以降死因順位第1位となっている。令和2年の全死亡者に占める割合は 27.6%で、全死亡者のおよそ3.6人に1人は悪性新生物<腫瘍>が死因。
心疾患(高血圧性を除く)は、昭和60年に脳血管疾患にかわり第2位となり、令和2年は全死亡者に占める割合は15.0%。
老衰は、昭和22年をピークに低下傾向が続いたが、平成13年以降上昇して平成30年に脳血管疾患にかわり第3位となり、令和2年の全死亡者に占める割合は9.6%。
脳血管疾患は、昭和45年をピークに低下傾向が続き、令和2年の全死亡者に占める割合は7.5%。
令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/index.html