オーラルフレイル(Oral Frailty)の定義(日本歯科医師会)

 オーラルフレイルは、「Oral」と「Frailty」を合わせた造語であり、「口のフレイル」という意味。フレイルは、老年症候群の一つとして「虚弱(衰弱)」の名称で扱われていたが、2014 年(平成 26 年)に日本老年医学会によりその名称を「フレイル」とすることが提唱された。オーラルフレイルはフレイルと同様に、8020 運動達成率の向上など高齢期の保健ニーズの変遷の中で生まれてきた口腔の機能に注目した概念。

 オーラルフレイルは「社会性/心のフレイル期」、「栄養面のフレイル(オーラルフレイル)期」、「身体面のフレイル期」さらに「重度フレイル期」以上 4 つのフェーズから構成される概念として作成された。これは、Fried の frailty モデルが、身体的、社会的さらに精神・心理的フレイルから構成される多面的なモデルであることを参考に作成された。

 その後、様々な議論を経て「オーラルフレイル概念図 2019 年版」で、「第 1 レベル 口の健康リテラシーの低下」「第 2 レベル 口のささいなトラブル」「第 3 レベル 口の機能低下」「第4レベル 食べる機能の障がい」(上図参照)となり、各レベルの意味合いが明確化された。


〔管理者コメント〕

 身体活動の専門家としては、舌やお口周りの筋機能の低下予防として「パタカラ体操」、筋力の低下予防として「あいうべ体操」をお勧めします。