1日5分中高強度身体活動を増すと、総死亡率が10%、1日30分座位時間を減らすと、総死亡率が7.3%減ずる可能性!

(アイキャッチ画像、上図は本文と直接は関係ありません)
ノルウェー、Norwegian School of Sport Sciencesの Ulf Ekelund 氏らの報告。研究成果は、2026年1月24日「Lancet」に掲載。
ノルウェー、スウェーデン、米国の7つのコホート(40,327人、死亡者4,895人)。英国バイオバンクのデータ(94,719人、死亡者3,487人)は個別に分析。活動量の最も少ない参加者の約20%(高リスク群)および活動量が最も多い参加者の約20%を除く全参加者(集団ベース群)に分類。1日の中高強度身体活動(MVPA:moderate-to-vigorous intensity physical activity)を5分および10分ずつ増加させることで予防可能な総死亡率の割合を推定。併せて1日の座位時間を30分および60分ずつ短縮することで予防可能な総死亡率の割合を推定。
主な結果
高リスク群の中高強度身体活動を1日5分増加させると、全死亡の6.0%(95%信頼区間4.3~7.4)を予防できる可能性を確認。また、集団ベース群の中高強度身体活動を同様に増加させると、総死亡の10.0%(6.3~13.4)を予防できる可能性を確認。
座位時間を1日30分短縮すると、高リスク群では総死亡の3.0%(2.0~4.1)、集団ベース群では7.3%(4.8~9.6)予防できる可能性を確認。
報告は、「1日あたり5分の中高強度身体活動の増加は、高リスク群では総死亡を最大6%、集団ベース群では総死亡を最大10%予防できる可能性がある。1日あたり30分の座位時間短縮は、高リスク群で総死亡を3.0%、集団ベース群では総死亡を7.3%下げる可能性がある」とまとめている。
「Deaths potentially averted by small changes in physical activity and sedentary time: an individual participant data meta-analysis of prospective cohort studies」(Lancet)
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(25)02219-6/abstract