初めての中高齢者のひきこもり調査結果 (内閣府)

 2018年12月全国で無作為に抽出した「40~64歳」の男女5,000人に訪問で実施。3,248人(65%)から回答を得た結果から全国の人数を推計した結果。

 これまで内閣府は、ひきこもりを若者特有の現象とみて39歳までを調査対象にしていたが、「40~64歳」のひきこもりは「15~39歳」の推計54万1千人を上回り、全国で61万人と推計。7割以上が男性で、期間は7年以上が半数を占めると報告。

 初めてひきこもりになった年齢は「20~24歳(13%)」から「60~64歳(17%)」まで年齢層に大きな偏りはなかった。ひきこもりの期間は、「3年以内」が27.7%で「3~5年」が21.3%、「10年以上」が17%で「30年以上」も6.4%いる。きっかけは、「退職」が36.2%で、「人間関係」「病気」がともに21.3%、「職場になじめず」が19.1%などで、若年層は「学校」がきっかけとなりやすいのに対し、中高年は「職場」が多いと報告しています。


※ひきこもり・・・ 自室や家からほとんど出ない状態に加え、趣味の用事や近所のコンビニ以外に外出しない状態が6カ月以上続く場合と定義(内閣府)