「喫煙率」は?「望まない受動喫煙」は?令和6年「国民健康・栄養調査」結果の概要(厚生労働省)

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 2025年12月2日 厚生労働省が公表した、令和6年10月~11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果の概要(全32頁)より「喫煙率(20歳以上)の年次推移」および「受動喫煙の状況」を抜粋。

・ 喫煙の状況

 現在習慣的に喫煙している者の割合は14.8%。男女別にみると、男性24.5%、女性6.5%。この12年間でみると、令和4年調査と並んで最も低い値。
 現在習慣的に喫煙している者が使用しているたばこ製品の種類は、「紙巻たばこ」の割合は男性65.4%、女性60.0%。「加熱式たばこ」の割合は男性41.4%、女性44.2%。

・ 受動喫煙の状況

 望まない受動喫煙(家庭・職場・飲食店)の機会を有する者の割合は26.7%。男女別にみると、男性29.2%、女性24.9%。
 自分以外の人が吸っていたたばこの煙を吸う機会(受動喫煙)を有する者(現在喫煙者を除く)の割合について場所別にみると、「路上」が28.6%と最も高く、次いで「職場」が16.9%、「飲食店」が16.7%。


 国民健康・栄養調査
 健康増進法(平成14年法律第103号)第10条に基づき実施するものであり、国民の身体の状況、栄養摂取状況及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得るために毎年実施。令和6年は、4年に1度の拡大調査を実施し(平成24年、平成28年に続いて3回目)、毎年実施している基本項目の全国代表値に加えて、健康日本21(第三次)のベースライン値を得るとともに、一部の生活習慣等について都道府県の状況を把握。


令和6年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66279.html