「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の身体活動時間の推奨値を満たしている人は、全体で47.9%!1日あたりの歩数も下回り、座位時間は、男性は9時間、女性は8時間を超える結果(明治安田厚生事業団、笹川スポーツ財団)

 2025年3月28日 明治安田厚生事業団と公益財団法人笹川スポーツ財団は、2024年11月に実施した「活動量計による身体活動・スポーツの実態把握調査2024」の結果をホームページにて公表。

 この報告は、明治安田厚生事業団、 笹川スポーツ財団が、2023年10月~11月に首都圏・中京圏・近畿圏の13都府県で成人・高齢者の650人を対象に活動量計を用いて実施した身体活動量調査の拡大調査。今回は、2024年11月に実施。全国47都道府県から抽出された200地点における満20歳以上80歳未満の男女5,400人が対象。データの欠損等を除いた最終解析対象者は1,106人(有効回収率20.5%)。

 対象者には、三軸加速度センサーの活動量計の装着を依頼し、土・日曜日を含めた合計7日間の身体活動量(低強度・中高強度)、歩数、座位行動時間などを測定。期間中に実施した運動・スポーツや生活習慣等に関しては質問票により調査。

結果

1 厚生労働省が「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」で定めた推奨身体活動量(時間)の達成率

 厚生労働省が「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」で定めた、歩行またはそれと同等以上の身体活動(成人1日60分以上、高齢者1日40分以上)を満たしている人は、全体で47.9%。(上図参照)

2 1日あたりの歩数と座位時間

 1日あたりの歩数は、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の推奨値(成人1日8,000歩、高齢者6,000歩)を下回り、1日あたりの座位時間は、男性は9時間、女性は8時間を超えていた。(上図参照)


「私たちはどのくらい動いているのか?客観的データがない課題の解決へ 計測機器を用いた国内初の全国調査 厚労省が推奨する身体活動量の達成率は47.9%(速報値)」(明治安田厚生事業団)
 https://www.my-zaidan.or.jp/pressrelease/detail.php?id=f399f869a8ee41d4651b01925f96d307&tmp=1743061284
「私たちはどのくらい動いているのか? 客観的データがない課題の解決へ/計測機器を用いた国内初の全国調査」(笹川スポーツ財団)
 https://www.ssf.or.jp/thinktank/health_wellbeing/my-zaidan2024_1.html


〔管理者コメント〕

 上記報告に、週2~3回の筋力トレーニングを加えると推奨事項のすべてを満たしている人はかなりの低率であることが伺える。

〔参考〕