日本耳鼻咽喉科頭頸部(とうけいぶ)外科学会が推進する80歳で30dBの聴力※(または補聴器をした状態で30dBの聴力)を保つ国民啓発活動。
加齢性難聴者数は1,437万人と推定され、60歳以上の3人に1人、70歳以上の約半数が該当すると推計。難聴は認知症のリスク要因のひとつと考えられているが、我が国の耳鼻科受診率は大変低い。また、先進国と比較して補聴器装用率は約1/3、人工内耳普及率は約1/2と大変低い。そこで、日本歯科医師会推進の「8020運動(80歳で20本以上の歯の維持を目標)」にならい、良い聞こえで高齢者の健康寿命をサポートする目的で「聴こえ8030運動」を展開。運動の目標として、80歳で30dBの聞こえを維持している割合が現状30%から20年後には50%への伸長を謳っている。
※30dBの聴力
ささやき声が聞こえるくらい
「聴こえ8030運動」(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)
https://kikoe8030.jibika.or.jp/