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マサチューセッツ総合病院の Shinwan Kany 氏らの報告。2024年9月26日マサチューセッツ総合病院のホームページで公表。研究成果は、同日「Circulation」に掲載。
2013年6月から2015年12月までの1週間、加速度計を装着した UK Biobank の前向きコホート研究の参加者 89,573人 (62±8 歳、女性 56%) が対象。1週間あたり150分以上の中・高強度の身体活動を「行っていない」群、「1日か2日で集中して行っている」群、「週をとおして分散して行っている」群に分け、678の疾患の発生率との関連性を分析した結果。
「行っていない」群と比較して「週に1日か2日で集中して行っている」群、「週をとおして分散して行っている」群は200を超える疾患リスクが大幅に低下。
特に、糖尿病(「週に1日か2日で集中して行っている」群43%、「週をとおして分散して行っている」群46%)、高血圧(「週に1日か2日で集中して行っている」群28%、「週をとおして分散して行っている」群28%)リスクが低いことを確認。
報告は、「身体活動が週末に集中するパターンで行うか、週を通してより均等に分散して行うかに関係なくガイドラインの推奨事項(週150分の中・高強度の運動)と一致する身体活動量を達成すると、200を超える疾患のリスクが低下し、心臓代謝疾患に顕著な影響がある」とまとめている。
「‘Weekend Warrior’ Physical Activity May Help Protect Against More Than 200 Diseases」(マサチューセッツ総合病院)
https://www.massgeneral.org/news/press-release/weekend-warrior-physical-activity-protect-against-200-diseases
「Associations of “Weekend Warrior” Physical Activity With Incident Disease and Cardiometabolic Health」(Circulation)
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCULATIONAHA.124.068669