アルコール健康障害対策を目的とした健康診断/保健指導、医療連携、地域連携に関するガイドラインを公表(筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター)

 2024年4月30日 筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センターは、アルコール健康障害対策を目的とした健康診断/保健指導、医療連携、地域連携に関する、ガイドライン3種類を含めた報告書をホームページで公表。

 令和5年度厚生労働省障害者総合福祉推進事業の成果として公開するガイドラインは、以下の3種類。

● 「健康診断および保健指導におけるアルコール健康障害への早期介入に関するガイドライン」(全16頁)(下図は、「減酒指導のフローチャート」)

● 「医療機関でのアルコール健康障害への早期介入と専門医療機関との円滑な連携に関するガイドライン」(全16頁)
● 「地域におけるアルコール関連問題への対応と医療との円滑な連携に関するガイドライン」(全12頁)

 3種類のガイドラインは、2024年2月19日 厚生労働省公表の国内初の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」の他、2024年4月から開始された「第4期特定健康診査・特定保健指導」、疾病、傷害及び死因の統計分類第11版(ICD-11)に基づき、アルコール健康障害対策基本計画に定めた健康診断や保健指導、医療の充実等に貢献するための内容となっている。


ICD・・・正式名称は「International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)」。


「ガイドライン3種を公表しました」(筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター)
 https://rdcli.md.tsukuba.ac.jp/news-guideline/


〔管理者コメント〕

 健康づくり身体活動に携わる者として、特に「健康診断および保健指導におけるアルコール健康障害への早期介入に関するガイドライン」は、2024年(令和6年)4月から開始の「第4期特定健康診査・特定保健指導」に対応、活用方法などを具体的に解説しており理解しておきたい。