18歳~29歳の若年層で「希死念慮」を経験した人は「約2人に1人」(日本財団)

 2023年4月6日 日本財団は「第5回自殺意識全国調査 調査結果」をホームページで公表。

 2022年11月10日~2022年11月18日に全都道府県18歳~29歳14,819人を対象にインターネット調査を実施。

〔調査から分かった5つの現実〕

・ 若者の2人に1人は希死念慮をもった経験

・ 若年層の希死念慮の背景には、人間関係やいじめ、進路不安の割合が高い
・ 性被害経験のある人の方が性被害経験のない人に比べて希死念慮が37%高い
・ トランスジェンダー/ノンバイナリーの人の方が、シス男性/シス女性に比べて性被害経験・希死念慮ともに高い傾向にある
・ 死にたいと思う若者の半分以上が友人にも誰にも相談していない

 トランスジェンダー:出生時に割り当てられた性別と性自認が異なる人
 ノンバイナリー:性のあり方が男性か女性という性別二元論にとらわれない人。英語圏では主に「ノンバイナリー」や「ジェンダークィア」といった言葉が使われ、日本語圏では主に「Xジェンダー」が用いられている。
 (参照元:LGBTQ ガイドライン 多様な性のあり方の視点から 第2版)
 シスジェンダー:性自認(自分の性をどのように認識するか)と生まれ持った性別が一致している人

 報告書は、要約版は25頁、詳細版は92頁にまとめられている。


「第5回自殺意識全国調査 調査結果」(日本財団)
 https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2023/20230406-87204.html