(解説)「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」において、健康づくり身体活動指導者が、特に理解を深め準備しておきたい5つのポイント(healthy-life21.com)

1 標準的な質問票の変更
 身体活動に関する質問10、11、12に変更はないが、喫煙、食事、飲酒、保健指導に関する質問項目、回答選択肢に大幅な追加、変更があるので理解しておきたい。

2 保健指導対象者の選定基準の変更
 中性脂肪の基準値に、随時採血時の値が追加されることにより、階層化基準が変更されたので理解しておきたい。

3 保健指導の目標設定の変更
 これまで、積極的支援対象者の保健指導終了の目標設定の基本は「腹囲3cmかつ体重3kgの減少」とされてきたが、「腹囲2cmかつ体重2kgの減少」となったので理解しておきたい。

4 アウトカム評価導入による評価方法の変更
 アウトカム評価の導入により積極的支援対象者の保健指導終了の取得ポイントの考え方が変更になったので理解しておきたい。

5 ICT(Information and Communication Technology)の管理・活用の推進
 在宅勤務や遠隔地勤務等の多様なニーズに対応することを促進するため、ICTの管理・活用能力の向上が求められている。
 ・ 対象者のICT環境やICTリテラシーに合わせた保健指導
 ・ 対面支援とICTを活用した支援を組み合わせた保健指導
 ・ ビデオ通話システムやアプリケーション等の活用
 ・ e-ラーニングやSNS(Social Networking Service)の活用等


「標準的な健診・保健指導プログラム【令和6年度版】」(厚生労働省)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194155_00004.html