飲酒・喫煙で新型コロナウイルス抗体量減少(東北大学病院)

 東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo:Tohoku Medical Megabank Organization)が宮城県で実施中の長期健康調査において2021年7月から11月に、3,008人に対してワクチン接種による新型コロナウイルスの抗体検査を実施した結果。2022年2月9日プレスリリース。

 結果、男性に比べて女性は、1.35倍抗体量が高い。年齢1歳増加で0.98倍、年齢5歳増加で0.90倍。2回目接種から1カ月経過で0.80倍、3カ月経過で0.50 倍。飲酒しない人に比べ1日2合以上飲む人は0.80倍。喫煙しない人に比べ1日1~20本吸う人は0.74倍抗体量が減少。(上図参照)

 報告は、「遺伝子や生活習慣によってどういう人が抗体量が上がりにくいか、感染しやすくなかったのかを明らかにしたい」とまとめている。


「新型コロナウイルスワクチンによる抗体産生 〜東北メディカル・メガバンク機構コホート調査約3千人の調査より〜」
 https://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/47916


〔管理者コメント〕

 当然、生活習慣として飲酒、喫煙は注意が必要だが、2回目の接種から3か月で抗体量が半減しているのは非常に気になるところ。