健康格差の原因は経済格差!?-世帯年収300万円と1000万円では健康意識が大きく異なる-

 「週刊SPA!」が2021年9月3日~8日に世帯年収300万円以下の男女500人(40~59歳)と、世帯年収1000万円以上の男女500人(同)に行った健康に関するアンケート調査の結果。2021年10月25日に結果を公開。

 以下アンケート項目及び結果の一部

Q1 健康診断や人間ドックをそれくらいの頻度で受けていますか?(上図上参照)
 300万円以下は、43%が1年に一回も健康診断を受けておらず、5人に1人が「一度も受けたことがない」と回答。1000万円以上では、実に86%が1年に一回以上は健康診断を受けている。
Q2 これまで病院の受診を控えたことがありますか?(上図中参照)
 300万円以下は、「病院には行かないようにしている」(20%)、「金銭的な理由で控えたことが頻繁にある」(14%)、「何度かある」(23%)、「定期通院をやめたことがある」(7%)となり、お金がネックで受診を避けたケースが合計64%。世帯年収1000万円以上は、75%が「体調不良を感じたら必ず通院する」と回答。
Q3 「主食・主菜・副菜」を組み合わせた食事を一日に何食食べますか?(上図下参照)
 300万円以下は、「ほぼ食べていない」と回答が17%で、1000万円以上の3%を大きく上回った。
Q4 睡眠時間が7時間以上とれない日が週に何日ありますか?
 大きな違いは見られなかった。
Q5 あなたの運動頻度は?
 すべての項目で年収1000万円以上の回答数が多かった。 
Q6 自分の健康を守るために「お金を使ってもいい」と思うものは?
 サプリメントを除くすべての項目で年収1000万円以上の回答数が多かった。
Q7 体調不良を感じたときに相談できる人がいますか?
 年収300万円以下の「相談できる人が誰もいない」が1000万円以上の回答数を大きく上回った。


「世帯年収300万円と1000万円では健康意識も違う? 残酷な格差の実態とは」(日刊SPA!)
  https://nikkan-spa.jp/1783615


〔管理者コメント〕

 今回の報告の掲載については、本サイトの他の情報源などと比較検討すれば見送るのが望ましいと思います。ただ、健康格差を解消するには、経済格差、所得格差の解消が最優先事項と考えることから掲載することとしました。

(参考)

(サイト内リンク)(解説)所得格差(経済格差)は健康格差を生じる”所得により生活習慣や食生活に差” (healthy-life21.com)
 https://healthy-life21.com/2020/01/18/20200118/