エスカレーターを歩ける能力を有するなら階段の利用を!-エスカレーターでの歩行を「禁止してほしい」 一方で、「公が禁止するのはやり過ぎ」との声-

 日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)が実施した「エスカレーター」に関するアンケート結果。2021年10月3日のプレスリリース。

 2021年10月1日から、埼玉県で「エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行される。そこで、全国の男女1,400名を対象に調査を実施。調査期間は2021年9月30日~10月1日。質問内容は、「あなたのエスカレーターの乗り方」、「あなたの住んでいるところでも、“エスカレーター”について条例などで禁止してほしいと思いますか?」他

 結果の抜粋(下図参照)

 「エスカレーターの乗り方」は、約8割が「片側を空けて立ち止まって乗る」。15.2%は「歩いて乗る」と回答。正しい乗り方とされている「片側に寄らずに2列に並んで立ち止まって乗る」は5.1%。
 「あなたの住んでいるところでも、“エスカレーター”について条例などで禁止してほしいと思いますか?」は、50.5%の方が禁止してほしいと「思う」、49.5%の方は「思わない」と回答。

 報告は、「エスカレーターは立ち止まって乗るという“正しい乗り方”を浸透させようとするのであれば、埼玉県以外の地域でも条例など“公の力によって”禁止する必要があるのかもしれない」とまとめている。


 「エスカレーターでの歩行50.5%の方が『自分の地元でも禁止してほしい』 一方で、 『 公が禁止するのはやり過ぎ』との声も」(日本トレンドリサーチ)
 https://trend-research.jp/10128/


〔報告者コメント〕

 すべてのエスカレーターを追い越し不可の「幅の狭い(追い越すことのできない幅)のエスカレーター」に替えて止まって乗るように徹底すれば、障害をお持ちの方、体調の思わしくない方、重い荷物をお持ちの方は安全に利用することができる。駅などの階段の幅も広くなり、エスカレーターを歩ける能力のある人は、自然に階段利用に導かれて健康になる。なぜ、積極的に取り組まないのでしょうか?