コロナ禍で、特にストレスが溜まっているのは「お母さん」!4人に1人が「体重が増えた」!学生の約4割が「心が不健康になった」!

 2021年9月6日、明治安田生命保険相互会社は、厚生労働省が9月に実施している「健康増進普及月間」にあわせ毎年実施している「健康」に対する意識や取組みについて調査したアンケート結果を公表。今回は、コロナ禍における「健康」への影響や変化を中心に実施。 
 2021年7月14日(水)~7月27日(火)にインターネットを介して、全国の20代から70代までの男女5,640人(各性年代別に470人)を対象に実施した結果。

(以下結果の要約)

1 コロナ禍におけるストレスについて
(1) 3人に2人(65.3%)が、コロナ禍で「ストレスを感じている」と回答。原因は、1位「外出が制限されるから」(62.9%)、2位「感染することが心配」(54.9%)、3位「人に会う機会が減ったから」(47.3%)。
(2) 「女性」、なかでも「お母さん」(お子さまをもつ女性)が、最もストレスフルな状態。 「ストレスを感じている」女性は71.3%、男性の59.2%。なかでも「お母さん」は、4人に3人(73.8%)がストレスを感じており、その原因は「人に会う機会が減ったから」(59.0%)が特に大きなストレスとなっている。
(3) アフターコロナに行ないたいストレス発散方法は、全体で、1位「国内旅行」(63.7%)、2位「外食」(51.2%)3位「ショッピング」(35.9%)。特に「お母さん」が最も国内旅行を望んでいる(71.8%)。 「ショッピング」は、男女間のギャップが最も大きく女性42.6%、男性27.8%。

2 コロナ禍における体重変化について
(1) 4人に1人(25.0%)が「体重が増えた」と回答。
(2) 男女別では、女性27.1%、男性22.9%。特に、30代~50代の女性では30.7%。
(3) 原因は、1位「運動不足だから」(65.5%)、2位「食べ過ぎているから」(59.6%)。また、体重が増えた人の約8割(77.7%)がストレスを感じていると回答。

3 コロナ禍における健康不安について
(1) 学生の約4割(41.3%)が「心が不健康になった」と回答。
(2) 全体では約6割(59.1%)、40代以上では3人に2人が健康に「不安あり」と回答。要因は、「運動不足」がトップ、次いで「体力の衰え」と回答。
 
4 健康に向けた“自己投資”(健康増進に使うお金)
(1) “自己投資”する人の割合は55.7%で横ばい。“自己投資”の平均金額は年間約5.3万円でコロナ禍前と比較して年間約2.7万円ダウン。使い道は、スポーツジムなどから、ひとりで行なえるウォーキングやランニング、自宅で行なう筋トレ器具などにシフト。
(2) 女性の健康への“自己投資”は年間約5.8万円で男性の約4.8万円より約1万円多い。
(3) 「健康」に対して、最も意識が高いのは「60代以上の女性」で年間約8.3万円。約8割(77.6%)の人が普段から健康に気を付けており、情報収集に対する意識も男性平均の約2倍。

5 健康診断の受診状況
(1) 健康診断を「年に1回以上」受診している人は約7割(69.3%)。
(2) 職業別で見ると、「自営業、自由業」の約4割(37.5%)が3年以上未受診。


明治安田生命「健康」に関するアンケート調査を実施(PDFファイル)
 https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2021/pdf/20210906_01.pdf