内閣府が2019年から年1回実施しているインターネットによる「満足度・生活の質に関する調査」の結果。2021年は9月1日に結果を公表。
対象は約5,000人(うち約2,900人は前回調査からの継続サンプルであるパネル調査)。「生活満足度」とともに13分野(「家計と資産の満足度」「雇用環境と賃金の満足度」「住宅の満足度」「仕事と生活の満足度」「健康状態の満足度」「自身の教育水準・教育環境の満足度」「社会とのつながりの満足度」「政治・行政・裁判所の満足度」「自然環境の満足度」「身の回りの安全の満足度」「子育てのしやすさの満足度」「介護のしやすさ・されやすさの満足度」「生活の楽しさ・面白さの満足度」)の満足度、分野別の質問等により、主観・客観の両面からWell-beingを多角的に把握。
以下は調査報告書の目次
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はじめに
第1章 満足度・生活の質の動向
第1節 満足度の全般的な動向
第2節 社会とのつながり
第3節 家計・雇用環境
第4節 健康・その他
第2章 Well-being に関する指標群
第1節 内閣府「満足度・生活の質に関する指標群」の改定
第2節 諸外国・地方公共団体の指標群
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上図は、第1章 満足度・生活の質の動向 第1節 満足度の全般的な動向の報告の一部を紹介。
総合的な生活満足度の推移では、2021年3月の生活満足度は5.74となり、1年前から0.09 低下。特に女性は生活満足度が0.12 低下。(上図左)
分野別満足度の変化の特徴では、「健康状態」「社会とのつながり」「生活の楽しさ・面白さ」の満足度は女性で低下幅が大。(上図右)
内閣府は「満足度・生活の質といったWell-beingに関する調査分析を生かしていくことは、ますます重要になっていくと考えられる。同報告書が活用されることを期待している」とまとめている。
「満足度・生活の質に関する調査」(内閣府)
https://www5.cao.go.jp/keizai2/wellbeing/manzoku/index.html