歯周病は、アルツハイマー病や軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)のリスク上昇と関連

 中国・上海交通大学のXin Hu氏らの報告。Psychogeriatrics誌オンライン版2021年7月11日号に掲載。

 歯周病とアルツハイマー病または軽度認知障害のリスクとの相関をシステマティックレビューおよびメタ解析を実施。データベース(CENTRAL、PubMed、EMBASE、China National Knowledge Interne、China Science and Technology Journal Database、Wanfang Data、www.ClinicalTrials.gov、WHO International Clinical Trials Registry Platform)より言語制限なしでスクリーニング。適格基準を満たした13件の研究(アルツハイマー病:8件、29万1,114例、軽度認知障害:8件、4,805例)が対象。研究の不均一性に応じて、変量効果モデルまたは固定効果モデルを用いてメタ解析を実施した結果。

 歯周病群は、非歯周病群と比較し、アルツハイマー病または軽度認知障害のリスクが有意に高かった。(上図参照)

アルツハイマー病リスク
・ 歯周病群のオッズ比:1.78(95%CI:1.15~2.76)
・ 重度歯周群のオッズ比:4.89(95%CI:1.60~14.97)

軽度認知障害(MCI)リスク
・ 歯周病群のオッズ比:1.60(95%CI:1.24~2.06)
・ 重度歯周群のオッズ比:2.32(95%CI:1.24~4.36)

 報告者らは「歯周病は、アルツハイマー病または軽度認知障害のリスク上昇と関連しており、早期介入の必要性が示唆された」とまとめている。


「Periodontal disease and the risk of Alzheimer’s disease and mild cognitive impairment: a systematic review and meta-analysis」
 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/psyg.12743