2020年6月25日国内プレスリリース。国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター(NCNP:National Center of Neurology and Psychiatry)トランスレーショナル・メディカルセンター大久保亮室長らの研究グループの報告。2021年6月17日国際医学雑誌「Vaccines」オンライン版に掲載。
新型コロナウイルスワクチンに関して「ワクチンを打ちたくない」と答えた方(ワクチン忌避者)の割合と、関連する要因を明らかにするために、2021年2月に全国すべての都道府県から2万6000人を対象に行った大規模インターネット調査結果。
以下の知見が明らかになった。
1 ワクチン忌避者は全体で11.3%であった。若年女性15.6%から高齢男性4.8%まで年齢、性別で大きなばらつきがあった。(上図参照)
2 ワクチン忌避の理由として、約7割の方が「副反応の心配」を、約2割の方が「効果があると思わないこと」を挙げていた。
3 一人暮らし、所得水準(100万円以上600万円未満を基準としたとき100万円未満)、最終学歴 (大学卒を基準としたとき中学卒業および短大・専門学校卒業)、政府ないしコロナ政策への不信感がある方、重度の気分の落ち込みがある方では、ワクチン忌避者の割合が高かった。
「新型コロナウイルスワクチン忌避者は1割。忌避者の年齢・性別差、理由と関連する要因を明らかに:日本初全国大規模インターネット調査より」(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
https://www.ncnp.go.jp/topics/2021/20210625p.html
〔管理者コメント〕
新型コロナウイルスワクチン忌避者と健康づくりは直接は関係ない。しかし、健康格差の問題と捉えると関係がある!?