健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても延びが大きい?(内閣府)

 内閣府が公表した令和3年版「高齢社会白書」(令和3年6月11日閣議決定)によると。日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、平成28年時点で男性が72.14年、女性が74.79年となっており、それぞれ平成22年と比べて延びている(平成22年→平成28年:男性1.72年、女性1.17年)。さらに、同期間における健康寿命の延びは、平均寿命の延び(平成22年→平成28年:男性1.43年、女性0.84年)を上回っている。

令和3年版高齢社会白書を公表しました(内閣府)
 https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html


〔管理者コメント〕

 令和3年版「高齢社会白書」では平成22年と平成28年で比較して「健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても延びが大きい」とコメントしている。しかし、平成13年まで遡って平均寿命と健康寿命の差を比較(上図の加筆部)してみると「健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても延びが大きい」とはいえないと感じる。