「在宅時の高齢者の健康づくりを応援する生活習慣チェック表」を公開(東京都健康長寿医療センター)

 東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム(ヘルシーエイジングと地域保健研究:テーマリーダー 北村 明彦)は、高齢者の在宅でも健康な生活を保持するため生活習慣チェック表「本日の8ミッション」を作成した。背景には引き続き感染防止策の徹底が求められているなか長期的な社会的交流の制限下では、感染症の拡大が抑えられる一方、高齢者の社会的孤立やフレイル※、認知症の進行が助長される懸念もある。これまでのフレイル・認知症対策においては、積極的な外出や社会参加が重要視されてきたが、今後は非対面下や在宅での健康づくり方策を併せて検討していく必要があった。
 「本日の8ミッション」は、より具体的に①運動、②栄養・口腔、③社会・心理、④セルフケアの4つの観点から、自宅で実践できる1日の行動目標(8つのミッション)を設定。(上図)。これらは、フレイル・認知症予防に関する長年の疫学研究成果と実践研究による経験則をもと4週間分、4パターン作成。1か月間活用することで、健康的な生活の習慣化を図ることができる。今回は1パターンを公開。他の3パターンは順次公開するとしている。

※フレイル・・・心身機能の低下によって要介護となる危険性が高まっている状態

東京都健康長寿医療センター研究所 プレスリリース
 https://www.tmghig.jp/research/release/2020/0514-2.html
感染症に負けない!本日の8ミッション(PDFファイル)
 https://www.tmghig.jp/research/release/mission.pdf