(解説)新型コロナウイルスによる外出自粛時の身体活動(生活活動、運動)のポイント (healthy-life21.com)

 新型コロナウイルス感染拡大による外出制限が続くと著しく身体活動能力が低下する恐れがあります。このことにより、メタボリックシンドロームやフレイル※1、ロコモティブシンドローム※2、サルコペニア※3などに陥るリスクが高くなります。また、環境の変化が乏しくなることによる睡眠障害や認知機能低下リスクも高くなると考えられています。
 上図は、身体活動(生活活動、運動)面から最低限意識しておきたいポイントを示しています。
 最低限「1日1回は外にでる」「座りすぎない」を意識して健康づくりをすすめましょう。
 3つの密(密閉、密集、密接)を避けて実践できることはたくさんあります。あまり難しく考えないで、工夫できること、工夫すること自体を楽しみましょう!

※1フレイル(Frailty)
 高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態。構成要素には身体的問題だけでなく、認知機能障害やうつなどの精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題が含まれる。
※2ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)
 運動器の障害によって「立つ、歩く」という移動機能が低下した状態。対象は高齢者だけでなく若年成人を含む。
※3サルコペニア(Sarcopenia)
 高齢期にみられる骨格筋量の減少と筋力もしくは身体機能(歩行速度など)の低下した状態。