「2017年全国がん登録5年生存率報告 」「2018年全国がん登録5年生存率報告 」を公表(厚生労働省)
2026年2月13日、厚生労働省は、「2017年全国がん登録5年生存率報告 」(全74頁)、「2018年全国がん登録5年生存率報告 」(全114頁)を公表。併せて、2016年から2018年までの3年間に新たにがんと診断された方の5年生存率についても「2018年全国がん登録5年生存率報告」にて公表。
5年生存率は、2016年以降にがんと診断された方について、5年間生存した方の割合を算出するもの。国立研究開発法人国立がん研究センターにより集計し、厚生労働省において取りまとめている。
以下 「2018年全国がん登録5年生存率報告 」の結果のポイント
・ 15歳以上の5年生存率



2018年に新たにがんと診断されたAYA・成人(15歳以上)の全国の5年生存率は、前立腺92.5%、乳房(女性)88.4%、子宮頸部71.4%、大腸(結腸・直腸)68.0%、胃64.4%、肺39.6%、肝および肝内胆管34.4%、膵臓13.5%。(上図参照)
概ね横ばいで推移している中、膵臓、多発性骨髄腫、肺においては2016年と比較して上昇(※)。
・ 15歳未満の5年生存率
2018年に新たにがんと診断された小児(15歳未満)の全国の5年生存率は、リンパ腫・リンパ網内系腫瘍96.6%、胚細胞性腫瘍・絨毛性腫瘍・性腺腫瘍95.5%、白血病・リンパ増殖性疾患・骨髄異形成疾患84.3 %、神経芽腫・その他類縁疾患74.9%、中枢神経系・その他頭蓋内・脊髄腫瘍65.2%。
概ね横ばいで推移している中、中枢神経系・その他頭蓋内・脊髄腫瘍、肝腫瘍、軟部組織腫瘍・その他の骨外性肉腫、胚細胞性腫瘍・絨毛性腫瘍・性腺腫瘍においては2016年と比較して上昇(※)。
(※) 2016年の5年生存率を100%としたとき、2018年の生存率が±5%以上変化したものを上昇又は低下とした。なお、15歳以上・15歳未満いずれも、低下に該当する部位はなかった。
(留意点)
部位別や年齢階級別、都道府県別、診断年別(単年)等で症例数が少ない場合、生存率の推定値に統計的ばらつきが生じやすく、信頼区間が広くなるため、少数例の生存率の解釈には注意が必要。集計対象の症例数をより多くした、2016年から2018年までの3年間に新たにがんと診断された方の5年生存率についても、別添「2018年 全国がん登録5年生存率 報告」において併せて公表。
「2018年全国がん登録5年生存率報告」の結果(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70382.html
「2017年全国がん登録5年生存率報告 」の結果(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70364.html