2025年3月21日 公益財団法人 笹川スポーツ財団は、2024年8月1日~6日にかけて、全国18歳以上の男女(性・年代による人口構成比割付)5,272名を対象として実施した「健康関心度とスポーツライフに関する調査Ⅱ」の結果をホームページにて公表。
同調査では、健康関心度の全国的な傾向を把握するとともに、そのジレンマの要因を探るために運動の促進要因・阻害要因との関連を分析。
以下報告より「運動阻害要因尺度 ※」の結果を抜粋

5段階中3以上の割合が最も高かったのは「無精である」74.7%、次いで「運動によって疲れてしまう」74.5%。「動機づけに欠ける」71.0%、「十分な時間がない」68.3%など。ただし「仕事が多すぎる」は 52.2%にとどまった点から推察すると、時間的なゆとりが少ないことが主な要因ではあるものの、必ずしも仕事に限らない別の理由が含まれている可能性がある。また「一緒に運動する人がいない」「施設がない」といった社会的環境・物理的環境については相対的に低かったが、実施状況や促進要因の結果を踏まえると相手や場所を問わずに取り組みやすい種目が重視された結果とも捉えられる。
※運動阻害要因尺度
石井ほかによる簡易版運動習慣の促進要因・阻害要因尺度。同尺度はそれぞれ5因子10項目から構成され、「1 全くそうとは思わない」~「5 全くそうだと思う」の5段階で回答が設定。
「なぜ運動したくてもできないのか? やる気があってもできない30代とやる気が起こりにくい50代」(笹川スポーツ財団) https://www.ssf.or.jp/thinktank/health_wellbeing/health-conscious_2024.html
〔管理者コメント〕
笹川スポーツ財団の報告では、「なぜ運動したくてもできないのか? やる気があってもできない30代とやる気が起こりにくい50代」となっているが、「運動したくてもできない」のではなく「運動はつまらない」など、そもそも「運動嫌い」がかなり多数いることが伺える。