公益財団法人 明治安田厚生事業団 北濃 成樹 氏らの報告。2025年2月28日 同ホームページにて公表。研究成果は、2024年10月の「10th International Society for Physical Activity and Health Congress (2024)」で発表。
約2,000名の勤労者が対象。加速度計と調査票を使って24時間の行動(身体活動、座位行動、睡眠)を調べた結果。

男女ともに睡眠時間が6時間を下回っている一方で、約12時間も座っていることがわかった。また、女性は男性よりも、低強度の身体活動(例:ゆっくりした歩行や家事)が1時間以上多いことも明らかになった。(上図参照)

次に24時間の過ごし方と1年後の心理テストの関連性を調査。男女ともに座位行動が少ない1日でストレスが低いことがわかった。さらに座位行動の代わりに何を増やすべきか?について検討した結果では、男性は、睡眠時間が多い1日でストレスが低く、女性は、運動などの身体活動が多い1日において心理的ストレスがより顕著に低いことがわかった。(上図参照)
報告は、「男性は寝ることでストレスや疲労を回復させ、女性は余暇に体を動かすことや、そうした時間を確保する(できている)ことで、ストレスを管理しているのかもしれない」とまとめている。
「勤労者必見!こころの健康を守る1日の過ごし方」(明治安田厚生事業団) https://www.my-zaidan.or.jp/health-watch/detail.php?id=97440ad7018242e654709172f95196b9