2024年9月5日 日本整形外科学会は、2024年1月に全国の20歳以上の成人1万200人を対象に、インターネット調査(身体の状態や生活状況を調べる25の質問であるロコモ25を用いて対象者のロコモ度を測定)を実施し、ロコモティブシンドロームの人口の推計や年代別の傾向を分析した結果を公表。
結果
ロコモ25によるロコモティブシンドローム該当者は全体の41%、人口比に当てはめると4160万人がロコモティブシンドロームであると推計。また、男女ともに70歳代から80歳代にかけてロコモティブシンドローム該当者が急増し、ロコモ度も高まっていると判明。加えて、ロコモ25の質問のうち、「階段の昇り降りはどの程度困難か」「急ぎ足で歩くのはどの程度困難か」「休まずにどれくらい歩き続けることができるか」「スポーツや踊り(ジョギング、水泳、ゲートボール、ダンスなど)はどの程度困難か」の4項目は、年代が上がるにつれて困難度が顕著に増加していたと報告。
調査結果を解説した埼玉県立大学の山田 恵子 氏は、「日本整形外科学会はこれらの自覚症状を『ロコモサイン』とし、全国の整形外科8113施設にロコモサイン啓発ポスター(上図)を配布。国民への啓発を進めていく方針」とまとめている。
「山田恵子准教授(共通教育科)によるロコモ解説記事がYAHOO!ニュース等に掲載されました」(埼玉県立大学)
https://www.spu.ac.jp/news/?itemid=2275&dispmid=508
(管理者コメント)
上記『ロコモサイン』につきましては2024年9月上旬にニュースで情報を入手しておりました。日本整形外科学会または「ロコモONLINE」のホームページ等での公表をお待ちしておりましたが、一向に掲載されないことから、大変遅くなりましたが2024年11月15日に掲載させていただきました。