がん発症の40%とがんによる全死亡の44%は予防が可能!-喫煙のがん発症への影響が最も大-

 米国がん協会(ACS)の研究グループが主導した報告。研究成果は、2024年7月11日「A Cancer Journal for Clinicians」に掲載。

 2019年に米国の30歳以上の成人における全体および30種類のがんについて、修正可能な危険因子(喫煙、受動喫煙、過体重、アルコール、赤肉および加工肉、果物や野菜、食物繊維、カルシウム、運動不足、紫外線、感染症など)に起因するがん症例(非黒色腫皮膚がんを除く)と死亡数と割合を推定。

結果

 米国の30歳以上の成人におけるすべてのがん発症の40.0%(1,781,649件中713,340件)およびすべてのがんによる死亡の44.0%(595,737件中262,120件)が評価した修正可能な危険因子に起因。がん発症の修正可能な危険因子別では、喫煙が全症例の19.3%(344,070件)で最も多く、体重過多7.6%(135,910件)、飲酒5.4%(96,730件)、紫外線被曝4.6%(82,710件)、運動不足3.1%(54,570件)他。(上図参照)

 報告は、「今回の結果は、禁煙を代表に修正可能な危険因子への公平なアクセスと予防措置に関する意識を継続的に高める必要があることを示している」とまとめている。


「Proportion and number of cancer cases and deaths attributable to potentially modifiable risk factors in the United States, 2019」」 A Cancer Journal for Clinicians
 https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.21858