2024年6月13日 日本老年学会は「高齢者および高齢社会に関する検討ワーキンググループ報告書2024」(全122頁)を公表。
日本老年学会・日本老年医学会は、2017年3月に「高齢者に関する定義検討ワーキンググループ」報告書を発表し、高齢者の定義を「65歳以上」から「75歳以上」とし、65~74歳を「准高齢者」、90歳以上を「超高齢者」と呼称すべきであると提言。約7年が経過し、日本老年学会の構成学会を中心に、老年学的な見地のみならず、工学的見地、経済学的見地からも議論を行い、まとめた報告書。
報告書は、
第1章 国内外の定義と関連する調査研究
第2章 統計データを用いた高齢者健康状態の考察
第3章 身体的老化の経時的データ
第4章 口の老化の経時的データ
第5章 人生100年時代の認知症とこころの健康問題
第6章 高齢者の社会参加とエイジズム
第7章 老化分子バイオマーカーと老化制御の基礎医学的展望
第8章 高齢者のケア
第9章 要支援・要介護状態の高齢者の現状と経済問題
第10章 経済学、社会政策からみた高齢化・長寿化問題
第11章 健康長寿を支えるテクノロジー
などからなる。
「高齢者に関する定義検討ワーキンググループ 報告書」(2024年)」を掲載いたしました(日本老年学会)(PDFファイル)
http://geront.jp/news/pdf/topic_240613_01_01.pdf
〔参考〕
(2017年の「日本老年学会・日本老年医学会合同ワーキンググループ提案」時に「healthy-life21.com」で作成したスライド資料)