(最新)2023年(令和5年)の平均寿命は、男女とも3年ぶりに前年を上回り、男性81.09年、 女性87.14年! ー 令和5年簡易生命表 ー(厚生労働省)

 厚生労働省が2024年7月26日に公表した令和5年簡易生命表によると、令和5年の日本人の平均寿命は、男性81.09年、 女性87.14年。男性は令和4年の81.05年を0.04年、 女性は令和4年の87.09年を0.05年上回った。 前年を上回ったのは男女とも3年ぶり。(下図参照)

 また、平均寿命の国際比較は、作成方法が異なることから厳密な比較は困難であるが、 厚生労働省が入手した資料の中では、男女別の上位5位は、以下のとおりとしている。(下表参照)


 「令和5年簡易生命表」は、日本における日本人について、令和5年1年間の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や平均余命などの指標によって表したもの。
  0歳の平均余命である「平均寿命」は、全ての年齢の死亡状況を集約したものとなっており、保健福祉水準を総合的に示す指標。
  厚生労働省では、日本の生命表として、「簡易生命表」と「完全生命表」の2種類を作成・公表しており、「簡易生命表」は、人口推計による人口と人口動態統計月報年計(概数)による死亡数、出生数を基に毎年作成し、「完全生命表」は、国勢調査による人口(確定数)と人口動態統計(確定数)による死亡数、出生数を基に5年ごとに作成している。


「令和5年簡易生命表の概況」(厚生労働省)
 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life23/index.html