2023年6月20日 政府は2023年版の高齢社会白書を決定。
高齢社会白書は、高齢社会対策基本法に基づき、平成8年から毎年政府が国会に提出している年次報告書であり、高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施の状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について明らかにしている。
(以下一部を抜粋)
「第3節 〈特集〉高齢者の健康をめぐる動向について」
1 高齢者の健康について
(1)健康についての心がけについて
○ 若いときから健康に心がけている人は健康状態が良い
健康についての心がけ(休養・散歩など)と現在の健康状態について見ると、健康に「心がけている」と回答した人は、健康状態は「良い」と回答した割合が高くなっている。また、健康に心がけ始めた年齢別に健康状態について見ると、40代以前から健康に心がけ始めた人は約半数が健康状態が「良い」と回答しているなど、若いときから健康に心がけ始めたと回答した人は、健康状態が「良い」と回答した割合が高くなっている。(下図参照)
(2)健康と社会活動への参加について
○ 社会活動に参加した人は健康状態が良い
社会活動(健康・スポーツ・地域行事など)への参加の有無別に現在の健康状態について見ると、この1年間に社会活動に参加した人は、健康状態が「良い」と回答した割合が高くなっている。(下図参照)
(3)健康と生きがいについて
○ 健康状態が良い人ほど生きがいを感じている
現在の健康状態別に生きがいを感じる程度を見ると、健康状態が「良い」と回答した人ほど生きがいを感じる程度は高くなっており、健康状態と生きがいは非常に強い相関関係が見られる。
「令和5年版高齢社会白書を公表しました」(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html
〔管理者コメント〕
偶然の一致?誤り?
2023年6月20日内閣府公表時点で、「健康についての心がけ・心がけ始めた年齢と健康状態(択一回答)」と「社会活動への参加の有無と健康状態(複数回答)」の全体の n、率がすべて同じになっている。