(解説)“熱中症”対策を!特に梅雨前から梅雨明けに注意が必要!2023年の「熱中症警戒アラート」(環境省)は4月26日から運用開始(healthy-life21.com)

 「熱中症」とは、“高温・多湿の環境に身体が適応しないことによって起こる様々な症状の総称”です。体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こし、死に至る場合もあります。

 人の身体は、急な気温の上昇や多湿への適応能力に劣ります。特に梅雨前から梅雨明けの時期は、身体が慣れていないこともあり、気温や湿度がさほど高くなくても、前日まで気温が低く、急に気温が高くなった日や、朝のうちは気温は高くなかったのに途中から急激に気温が上昇した時などは要注意です。中でも、前線が通過した後、南から湿った空気が入り込んだ晴れやうす曇りの日(時)は危険極まりません。

 新型コロナウイルス感染症対策等によるマスクの着用は、顔のほぼ半分をおおうため、マスク内から熱が逃げにくくなります。梅雨の前後にかけては暑さに慣れていないこともあり注意を怠ると体調不良を起こし熱中症に陥るリスクが高くなるので注意が必要です。

* 熱中症予防情報サイト -2023年の「熱中症警戒アラート」は4月26日から運用開始-
 環境省の「熱中症予防情報サイト」は、環境省と気象庁が連携して、熱中症リスクの極めて高い気象条件が予測された場合に予防行動を促すための情報を発信。 発表には熱中症との相関が高い「暑さ指数(湿球黒球温度)」(WBGT:Wet-Bulb Globe Temperature)を使用。 暑さ指数の値が33以上と予測された場合、気象庁の府県予報区等を単位として発表。 発表内容には、暑さ指数の予測値や予想最高気温の値だけでなく、具体的に取るべき熱中症予防行動も含まれていることが特徴。

 http://www.wbgt.env.go.jp/


〔参考〕

(サイト内リンク)印刷用資料(healthy-life21.com)「“熱中症”を予防 」(PDFファイル)
 https://healthy-life21.com/wp-content/uploads/2022/04/heatstroke.pdf