2023年年3月31日 内閣官房 孤独・孤立対策担当室は、孤独・孤立の実態を把握し、各府省における関連行政諸施策の基礎資料を得ることを目的として実施した「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和4年人々のつながりに関する基礎調査)」の結果の第2報を公表。(第1報は、2022年4月に「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和3年実施)」として公表)
調査は2022年12月に実施。対象は全国の16歳以上の約2万人(住民基本台帳を母集団とした無作為抽出法により選定)。対象者は、「オンライン」又は「郵送」のいずれかの方法を選択し、2023年1月18日までに回答。有効回答率は56.1%。
「どの程度、孤独であると感じることがあるか」の質問では、「しばしばある・常にある」4.9%、「時々ある」15.8%、「たまにある」19.6%で、全体の合計40.3%が孤独を感じていると回答。同様の内容での初調査だった前回(2022年4月)よりも、孤独を感じている割合が3.9ポイント増加。「しばしば・常に」の割合が高かったのは、年代別では、30代で7.2%、次いで20代で7.1%。職業別では「仕事なし(失業中)」9.9%。世帯年収別では「100万円未満」8.1%。(上図参照)
調査結果概要は、「 孤独の状況」、「 孤立の状況」、「新型コロナウイルス感染拡大の影響」 について全84頁で詳細に報告している。
「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和4年実施)」(内閣官房)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodoku_koritsu_taisaku/zittai_tyosa/r4_zenkoku_tyosa/index.html