株式会社電通のヘルスケアチームが、生活者の健康意識と行動からヘルスケアの現状を把握し、消費者視点で見たヘルスケアトレンドを予測、その攻略法を探ることを目的に実施。調査結果を2022年12月15日ホームページにて公表。
2022年9月16日~9月18日に全国20~60代の1万人(男性5,013人、女性4,987人)を対象に実施したインターネット調査。
以下、調査から得られた主なファインディングス
1 「ウェルビーイング」という言葉を聞いて、「内容まで理解している」と回答した人は4.6%、「見聞きしたことがある程度(内容はわからない)」と回答した人は16.2%。社会における注目度は高まっているものの、言葉の認知・理解度は生活者の約2割(20.8%)にとどまっている。
2 一方で、「精神的な満足感・幸福感を保つための生活を大事にしたい」と回答した人は約6割に達しており、概念としての「ウェルビーイング」への共感度は高まっているものと推察される。
3 生活者が現在の自分の「幸せ度」を100点満点で自己採点した平均は57.4点。性・年代別では男女ともに60代が最も高い(60代男性:62.3点/60代女性:65.7点)。また全体の約6割(61.8%)が、この先の1年で「もっと高い点数を目指したい」と回答。
4 「幸せ度」の点数アップに必要な項目は、「からだの状態が良好・不調がない」ことが最も高く(46.9%)、「安定的な収入」(43.8%)、「収入の増加」(42.5%)、「こころの状態が良好・不調がない」(41.3%)と、健康と経済面の要因が続く。一方で、「仕事にやりがい・充実感を感じる」(18.6%)、「仕事で大きな成果を出す」(6.8%)など、収入面以外での“仕事上での成功・満足感”は相対的に低い結果。(下図参照)
『電通、「第16回ウェルネス1万人調査」を実施』(PDFファイル)
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101216/202212141195/_prw_PR1fl_RS83phjz.pdf