「熱中症」とは、“高温・多湿の環境に身体が適応しないことによって起こる様々な症状の総称”です。体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こし、死に至る場合もあります。
人の身体は、急な気温の上昇や多湿への適応能力に劣ります。特に梅雨前から梅雨明けの時期は、身体が慣れていないこともあり、気温や湿度がさほど高くなくても、前日まで気温が低く、急に気温が高くなった日や、朝のうちは気温は高くなかったのに途中から急激に気温が上昇した時などは要注意です。中でも、前線が通過した後、南から湿った空気が入り込んだ晴れやうす曇りの日(時)は危険極まりません。

上図を参考に熱中症を予防しましょう。
新型コロナウイルス感染症対策によるマスクの着用は、顔のほぼ半分をおおうため、マスク内から熱が逃げにくくなります。梅雨の前後にかけては暑さに慣れていないこともあり注意を怠ると体調不良を起こし熱中症に陥るリスクが高くなるので注意が必要です。
※ 熱中症予防情報サイト -2022年の「熱中症警告アラート」は4月27日から運用開始-
環境省の「熱中症予防情報サイト」では、全国の暑さ指数(WBGT)の情報を提供している。(暑さ指数は、湿球黒球温度(Wet-Bulb Globe Temperature)の略称で、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標。気温に湿度や日差しの違いを考慮しており、より的確な熱中症予防情報を得ることが可能) http://www.wbgt.env.go.jp/
〔参考〕
(サイト内リンク)印刷用資料(healthy-life21.com)「“熱中症”を予防 」(PDFファイル) https://healthy-life21.com/wp-content/uploads/2022/04/heatstroke.pdf