世界保健機関(World Health Organization: WHO)は、2018年6月に、身体活動に関する世界行動計画(Global Action Plan on Physical Activity 2018-2030: GAPPA)を発表。GAPPAでは身体不活動者を2025年までに10%、2030年までに15%減らすことを目的に、4つの行動目標(create active societies, create active environments, create active people, create active systems)と、どの国でも適用・応用可能なエビデンスのある20の政策措置を提案している。これらは2030年の「SDGs※」の17の領域のうち13の領域と相互連携しており、その達成に貢献し得うることが示されている。
上図は2018年6月の「ACTIVE:A technical package for increasing physical activity」英語版に一部日本語を加筆したもの。
2020年2月10日にスポーツ医学研究センターと大学院健康マネジメント研究科が、日本運動疫学会の協力を得て、日本語版を作成、公開。公開された日本語版は下記ホームページよりダウンロードできる。
※「SDGs」(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)
2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標。SDGsは「17の領域」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されている。
国連開発計画(UNDP:United Nations Development Programme)
https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html
身体活動に関する世界行動計画2018-2030メインレポート
「Global Action Plan on Physical Activity 2018-2030」日本語版(PDFファイル)
http://sports.hc.keio.ac.jp/ja/news/files/2020/2/27/35f148f9cc4c536e3f71ce5f24860f5d.pdf
身体活動に関する世界行動計画2018-2030概要版
「At-A-Glance brochure」日本語版(PDFファイル)
http://sports.hc.keio.ac.jp/ja/news/files/2020/2/10/4b47c6d90289e895a86c99c2ea41e6f7.pdf
身体活動を高めるためのテクニカルパッケージ
「ACTIVE:A technical package for increasing physical activity」日本語版 (PDFファイル)
http://sports.hc.keio.ac.jp/ja/news/assets/files/news/27986b118295bb525be1e56d58752407.pdf