嗜好性の高い高炭水化物食品の摂取に偏ると、同じ摂取エネルギー量でも体重・脂肪が増加!(大阪公立大学 他)

(アイキャッチ画像、上図は本文と直接は関係ありません)
大阪公立大学大学院 松村 成暢 氏らの研究グループの報告。2026年2月19日同大学のホームページにて公表。研究成果は、2026年1月22日「Molecular Nutrition & Food Research」に掲載。
肥満研究における従来の高脂肪食中心の食品ではなく、主食として日常的に摂取されているパンや米などの高炭水化物食品の影響を調べるために、マウスを用いて、基礎的な栄養を満たした標準飼料とともに、パンや小麦粉、米粉を自由選択で摂取させ、体重変化、エネルギー消費量、血中代謝物、肝臓での遺伝子発現を解析。
結果のポイント
マウスは、パンや小麦粉、米粉に強い嗜好性を示し、標準飼料摂取が減少。総摂取カロリーが大きく増えないにもかかわらず、体重・脂肪量が増加。高炭水化物食品への偏りと食行動、それに伴う代謝変化が肥満に関与する可能性が高いことを示唆。
報告は、「小麦粉に限らず米粉でも体重増加が認められたことから、「パンが悪い」「米が悪い」のような単純な二項対立ではなく、嗜好性の高い高炭水化物食品に偏った摂取が、エネルギー消費や脂質代謝に影響を及ぼす可能性が高いことを示唆。これは、パンだけでなく、米や麺類、甘味の強い食品など、あらゆる主食・嗜好食品に共通する重要な視点で、食事全体の構成やバランスを科学的に捉える必要性を示している」とまとめている。
「炭水化物好きは太りやすい ~同じカロリーでも体重・脂肪が増加すると判明~」(大阪公立大学)
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-22502.html
「Wheat Flour Intake Promotes Weight Gain and Metabolic Changes in Mice」(Molecular Nutrition & Food Research)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/mnfr.70394